News41フルハイトドア®の新引き戸
- 2019.08.01
フルハイトドア®の新引き戸
枠がなく天井まで高さがあるから、まるで壁が動いているようにみえるフルハイトドア®の引き戸。静かに、堂々と佇むそのフォルムはミニマルな空間演出にぴったりの室内ドアです。そんな引き戸がこの8月の新カタログよりリニューアルします。今月のニュースレターは主に品質面が大きく向上した新引き戸についてお伝えします。
変更点その1 『納まり』
①新しい納まりの追加
高さがあっても、大きな上枠があることで天井の連続性を遮ってしまうのは残念です。
天井からダイレクトに扉が吊り込まれている、「フルハイト納まり」そんなKAMIYAならではの天井納まりをいつまでも美しく保つために、今回新しい納め方を開発しました。従来の【上枠勝ち納まり】に加え、予てからご要望の大変多かった【天井ボード勝ち納まり】を新たに追加設定しました。
②天井ボード厚の選択が可能に
納まりの変更に伴って天井ボード勝ち納まりを選択した際に、天井ボード厚を「9.5mm」「12.5mm」「15mm」の3つをそれぞれ開口ごとに発注段階で選択できるようになりました。
変更点その2 『レール』
①耐久性の大幅アップ
引き戸をスムーズに動かすための吊車にとって最も重要なのがレールです。レールに歪みがあると吊車の走行が安定しません。新しくなったフルハイトドア®引き戸のレールは従来のものと比較して、ビス止め部分の肉厚が25%厚くなりました。これによりビスの締めすぎによる歪みが格段に軽減されます。
②施工性の大幅アップ
これまでのレールにはツバが無く、レールと天井の間に継ぎ目が見えてしまっていましたが、今回新設定したレールはツバ付きのため、天井とレールがより一体化して見えるようになりました。さらに予てからご要望のあったレールエンドカバーを標準設定し施工性を大きく向上させました。
③安全性の大幅アップ
室内の引き戸において、いち早くソフトクローズ機能を標準搭載したフルハイト®引き戸。今回のモデルチェンジではブレーキ機能をさらに向上させました。新ソフトクローズは、開発段階から開閉回数が多く消耗の激しい病院等の公共施設を想定しているので耐久性は折り紙付きです。また、完全に閉まる10cm手前でブレーキが効くので勢いよく閉めても手を挟んで指を痛めることがありません。今回KAMIYAが採用したソフトクローズと他社で使用されているソフトクローズの安全性を検証する実験を、卵を使用して行いました。
同じスピードで勢いよく引き戸を閉めた際のソフトクローズの効き方を検証した動画で、最後はスロー再生になっています。
<他社のソフトクローズ>
扉の勢いが止まらず・・・他社のソフトクローズでは、そのまま扉が閉まり卵がつぶれてしまいました。
<KAMIYAの新ソフトクローズ>
ご覧の通りブレーキが効き、卵はつぶれませんでした。
万が一手を挟んでも、安心してお使いいただける事がお分かりいただけましたでしょうか。
KAMIYAの引き戸はこの8月より新たな納まりが追加され、更にレールが変更となったことで耐久性・施工性・安全性の3つの機能が格段にアップしました。進化したフルハイトドア®の引き戸、ぜひみなさまの家づくりに活用していただければ幸いです。
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