狭い間取りを広く見せる!狭小住宅の悩みを解決する方法(2)
- 2017.09.04
- ✎ 家づくりのヒント
こんにちわ。フルハイトドアのkamiya・横浜ショールーム店長の浅井です。
前回に続き、テーマは『狭小住宅』。
今回は実際にお部屋を広く見せる具体的なプランをお伝えしていきます。
広く感じるには高さが重要
「広い」と感じるのは面積だけなのでしょうか・・・?
実はそうではないのです。
「高さ」を変えるだけでその空間の印象が全然変わるんです。
例えば天井の高さ。
戸建て住宅では2.4mという天井高が一般的ですが、最近では2.5~2.6mの家も増えてきました。
わずか?10cmくらいなのにお部屋に入った印象は全然違ていて、広く感じるんです。
よく吹き抜けをつくって広く開放的に!みたいな記事を見ますが、現実的は部屋数を減らすわけにはいかないので、広い間取りが取れる家でなければ吹き抜けなんてできません。できるなら私も作りたかったです(笑)
そこまでの解放感はないにしても部屋数を削ることなく広さを感じることが出来る天井高UP是非検討してみてください。
この天井高はビルダーさんによって違いますので検討している方は是非確認してみてくださいね。
ドアの高さで印象がかわる
まず下の写真を見てください。
左が、通常の高さ2mのドア、右が2.4mで天井まで高さがあるドアです。
これは廊下からリビングドアを開けたところなんですが、ずいぶん印象が違うと思いませんか?
左の写真は下がり壁があるのでドアの向こうの部屋を見た時に天井が見通せずリビングの開放感を感じることが出来ません。
また、下がり壁がリビングの光を遮ってしまうので、廊下の明るさも右の写真と比べて暗くなっています。
天井高サイズのフルハイトドア
フルハイトドアをご存知でしょうか。一言でいうと天井まで高さがある室内ドアで、神谷コーポレーションの登録商標なんです。
最近では建材メーカー各社とも「ハイドア」と呼ばれる背の高いドアを商品に持っていますが、フルハイトドアが誕生した2005年はどこにもありませんでした。ドアのデザインだけではなかなか空間全体を変えることは難しいですが、高さを高くするだけで全く違った印象になるということに各社とも気づいたのだと思います。
それでも、まだ室内ドアの主流は2mのサイズというのが一般的なので知らない方の方が多いのが現状の様です。
部屋をすっきり見せる意外なポイントは「ドア枠」
更に狭い廊下から見ると2mのドアはドア枠が目立つので空間が圧迫されて、より狭く見えてしまうようです。
ほとんどの人が意識をすることのないこの「ドア枠」は、意外と空間の印象を大きく変えるので、よりすっきりしたイメージのお部屋を目指すなら枠なしのフルハイトドアがおすすめです。
高さ2m 枠付きドア
高さ2.4m 枠なしフルハイトドア
【今回のまとめ】
1.ドアを高くすると解放感が生まれ、お部屋が広く明るくみえる
2.枠がないことでお部屋がよりすっきり
これから内装のプランニングはいる人はぜひ検討してみて下さいね。
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