トレンドカラー「グレージュ」を使い、リビングをより快適な空間に
- 2020.11.11
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コロナ禍の時代、家の中のインテリアについてあれこれ考えている方は多いと思います。
普段できない家や庭のお手入れや、断捨離などで家の中の整理整頓ができたら次はどうすればより過ごしやすくなるのか?と考える始めた方には、「インテリアカラーを変えてみる」ということをお勧めします。
なかでも、大切な家族と一緒に過ごすリビングは、家族みんなが落ち着いて心豊かに過ごせる空間にしたいですよね。
ぼく自身も、新築のときにはいろいろと考えたものですが、住み始めて時間が経つとマンネリ化も感じられます。
そこで、リビングをより快適な空間で過ごしていただくために、ここ数年、日本でインテリアのトレンドカラーである「グレージュインテリア」についてクローズアップしてみます。
1. グレージュって?
ここで少しだけ「グレージュ」の歴史を紐解くと、2009年頃からカッシーナなどのイタリア高級家具ブランドがトレンドカラーとしてミラノサローネなどで使いはじめたのが、おそらくグレージュのはじまり。
その後、年々その傾向が増えていき、2014年には完全に「グレージュ」というカラーが定着していたようです。
私たちKAMIYAもほぼ毎年イタリアの展示会に視察に行っていますが、2012年の展示会でグレーカラーのドアに着目し、後述のように業界でもいち早くグレーカラーを採用したドアをリリースしました。
ここで、私たちが展示会で見たグレーカラーのドアを少しだけ紹介します。
ドアだけじゃなくてまわりも同色にしていてインパクトがありました。
いまでは日本でもインテリアだけではなく、ヘアカラー、ファッション、雑貨などでも人気のカラーになっています。
グレージュは、グレーとベージュのちょうど中間色。
グレーでもないベージュでもない曖昧なニュアンスカラーで、それでいてグレーやベージュから得られるイメージのいいところを総取りしたようなカラーです。
柔らかいトーンで、穏やかさや安らぎを感じることができるカラーで、インテリアとしても落ち着きを与えてくれるのではないでしょうか。
また、お部屋をより上品に仕上げることができるのも魅力の一つです。
なので家族でくつろいだり、来客があるリビングに向いているカラーかと思います。
グレーとベージュのカラーイメージや心理的効果を以下にまとめたので、もし良かったら参考にしてみてください。
2. どんなグレージュインテリアがあるの?
RoomClipやInstagramで「グレージュ」と検索すれば素敵な写真がたくさんでてきます。
なので、見たことがあるという方もいらっしゃると思いますが、今回は憧れのカッシーナと、身近でカジュアルなIKEAで見付けたグレージュインテリアを中村リコメンドということで紹介します。
カッシーナの素敵な家具でまとまったリビングです。
全体的をグレージュカラーでまとめているので、シックで落ち着いた印象を受けますね。
一方で、こちらの例はインディゴブルーのカーテンがアクセントになっています。
アクセントにはインディゴブルーのほかにも、マスタードイエローやワインレッドなどの深みのあるカラーを選ぶと、上質な空間を演出することができるのではないでしょうか。
ぼくの家もこんな広々としたリビングだったら贅沢にソファを置きたい。。。なんて無いものねだり。
でも、こういう素敵な事例のエッセンスを取り入れて、まずはクッションやラグ、花瓶などの小物から気軽に少しずつ始めてみるのもいいかもしれないです。
さて、ここからはIKEAの例を見ていきたいと思います。
ご存知、IKEAなら雑貨やクッション、小物など、リーズナブルでおしゃれな物が一通り揃うので心強い。
我が家はIKEA港北店の2Fショースペースを通り抜けるのに、お子さんがいるご家庭ならみなさんそうかもしれませんが、子供たちがあちこち寄り道をするので、だいぶ時間がかかりますw
これ以外にも本当にたくさんの事例がありましたが、今回いろいろなサイトを見ていて少し残念に思うのは、ドアも一緒にコーディネートした写真が少ないこと。
グレージュカラーの室内ドアはここ数年でやっと増えて来た感じです。
でも、ドアも一緒にコーディネートするとグレージュの魅力はグッと引き立ちます。
ということで、ここからはフルハイトドア®横浜ショールームで展示したグレージュインテリアと、グレージュカラーで設定されているフルハイトドア®を紹介します。
3. 横浜ショールームのグレージュインテリア実践例
さて、横浜ショールームには「お部屋ゾーン」と呼ばれる展示スペースがいくつかあり、実際のお部屋をイメージしていただけるよう展示を心がけています。
そのなかで、2019年11月にグレーベースにマスタードイエローのアクセントを入れて模様替えしたお部屋を展示しました。
ビフォーの真っ白なお部屋と比較すると、ガラッと変わっているのがお分かりになると思います。
展示替えをした後の夜会イベントでは、ご来場いただいたお客様に大変ご好評いただきました。
また、こちらに展示したドアはファブリックと組み合わせた「ファブリックドア」という商品で、2020年6月にリリースした新作ドアです。
4. グレージュカラーのフルハイトドア®
次は、フルハイトドア®のグレージュカラーについてですが、2020年11月現在、4色のグレージュカラーが設定されています。
①アイリッシュグレイ(シリーズ名:CUBE-キューブ-)
これまでKAMIYAでは常に流行のカラーを発信してきました。
そのなかで、2014年に業界でもいち早く発表し、グレーカラーインテリアの先駆けとなったのがアイリッシュグレイです。
いまでこそトレンドになっているグレーカラーですが、発表当時は時期尚早だったとの声もありました。
②グレージュホワイト(シリーズ名:SINA-シナ-)
家づくりのプロである建築家が好む樹種・シナの突板に塗装したフルハイトドア®のシナシリーズにも、人気のグレージュカラーが設定されています。
③サンドベージュ・ロイヤルグレー(シリーズ名:LUCENTE-ルチェンテ-)
明るい輝きを意味するイタリア語「LUCENTE」から名付けられた鏡面調仕上げのフルハイトドア®に、2020年1月、グレージュカラーの新色が追加されたんです^^
シックで落ち着いた「ロイヤルグレー色」と、なめらかな砂漠を思わせる「サンドベージュ色」の2色が追加になり、上質なお部屋空間の幅が広がりました。
そして、2021年の1月には、「単色グレー」がCUBEシリーズで追加されます。
また、新しいグレージュコーディネートが楽しめるドアが増えますので、気になる方はKAMIYAホームページで発表しますので楽しみにしてください。
KAMIYAでは新色だけではなく、新デザインのドアが毎年リリースされます。
「インテリアが大好き」「リビングを定期的にイメージチェンジしている」方は、ドアの交換が工事なしで簡単にできるフルハイトドア®を是非おすすめします。フルハイトドアユーザー様ならKAMIYAのドアップサービスでグレージュカラーの扉に交換することも可能です。
おわりに
Instagramなどで素敵なインテリアの写真を見て、「こうしてみたい」と思うことはあっても、 新築時から時が経つとなかなか行動に移すのって大変ですよね。
普段インテリアに多少触れる仕事をしている自分がまさにその状態です。
少しずつできるところから家族と一緒に変えていくのがいくのも楽しいのかなと、今回ブログを書きながら思いました。
販売サポート課課長 中村
【プロフィール】
フルハイトドア®ショールームの新規店舗、改装プラン作成、施工管理をしています。