トレンドカラーを取り入れて、リビングをおしゃれな空間に♪
- 2021.02.19
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フルハイトドア®横浜ショールーム店長の浅井です。
今日は、インテリアカラーで悩まれている方へ基本的な色の決め方と、模様替えの時にアクセントとして加える色についてお話したいと思います。
ショールーム店長という仕事をしているとお客様から、よくこんなお話を伺います。
「ドアの色をどうやって選んだらいいのかわからない」
「壁紙や床材が決まっていないのにドアの色を先に決めても大丈夫なのか?」
「他のみなさんは、どうやってドアの色を選ばれているのか?」
ショールームにお越しいただいたお客様が一番迷うのはドアの色です。
そこでフルハイトドア®各ショールームにはこんなものをご用意しております。
ドアコーディネートコーナー『イロウチ』
この『イロウチ』は、実物大のドアカラーとハンドルや引手などのドアパーツをお客様がセレクトされたものでコーディネートできるコーナーなんです。
ショールームに来られたみなさんは、こちらのコーナーをよく利用されています。
ある程度インテリアのイメージは決まっているけどまだちょっとドアのイメージが出来ていない方や、まだイメージが固まっていない方は、実際のドアの色を見て部屋のイメージを膨らませられたりしています。
今回は、まだインテリアカラーがまとまっておらず、どんなインテリアカラーを選べばいいのか?迷っている方や、模様替えの際にうまくインテリアに色を取り入れられないと思っている方へ、インテリアカラーの取り入れ方のヒントやコツをお伝えできればと思います。
では、はじめに新築時の基本インテリアカラーの選び方についてお伝えします。
1.基本カラーは地味にまとめる
地味と言う言葉を聞くとちょっと大丈夫?って思うかもしれませんが、実はインテリア空間で使われる基本カラーはホワイト、アイボリー、ベージュ、ライトブラウン、ダークブラウン、グレー、ブラックの7色がほとんどです。
インテリア空間とは、床・壁・天井の3つの要素から成り立っています。
この様にインテリアコーディネート事例を見てみると、確かに基本カラーは大体この7色が使われていますね!
みな、落ち着きのある空間に仕上がっていると思います。
基本インテリアカラーは地味にまとめてみましょう!
2.部屋全体のトーンを揃える
基本のインテリアカラーが決まったら、次はトーンを合わせて統一感を出します。
色のトーンとは?
色を明度と彩度のバランスでとらえる概念で、「淡い」印象を持つグループというように「印象の共通性」を感じる範囲をグループ化した分類です。
日本カラーデザイン研究所より抜粋
色味が違っていても、明度と彩度が保たれていれば、統一感のある印象を与えることが出来ます。
よくパステルトーン(ペールトーン)や、ビビットトーンなど聞いた事があると思いますが、これは明度と彩度が似ている物でグループ化されたものです。
なので、色をたくさん使っていたとしても、トーンが一緒であればごちゃごちゃとしたインテリアイメージにはならないという事です。
たとえば草間弥生さんのアートはまさにトーンが統一されているので、多彩な色を使っていてもデザイン性の高い作品になっているんだと思います。
ただ、トーンを統一するってどうすればいいの?と思われている方は、インテリア用品を購入する際に自分が決めたトーンを忘れないようにお部屋の写真を撮っておいてトーンが統一されているか、上記のようなトーン表を見ながら購入してみても良いかと思います。
私は、ショールームのお部屋の模様替えを行う時にこの様なやり方でカラーコーディネートを行っています。
参考にしていただければうれしいです。
3.トレンドカラーを取り入れる
基本カラーの設定とトーンを決めれば、インテリアカラーは整いはしますが、元々部屋の基本カラーが地味なカラーなのでちょっと面白みがないので、もう少し違うカラーを取り入れたくなると思います。
そんな時は、毎年発表されるトレンドカラーをインテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか?
トレンドカラーは毎年、国際流行色委員会: International Study Commission for Colorが、素材の質感なども含めた人々の感情や想いを反映したカラーを、大体20〜30色ほどを決め「インターカラーパレット」として発表します。
そして、一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)が、「インターカラーパレット」を受けて日本仕様のトレンドカラーを選定します。
JAFCAが発表した2021年のトレンドカラーは『ゼロホワイト』
〈2021年のキーワード〉
「ゼロ」から考える /真実を見抜く「知性」と「清廉潔白さ」/「清潔さ」
2021年を象徴する色として白を選びました。
白は、白紙に戻すなど「はじまり」を示す言葉によく使われます。希望を胸に、ゼロから考えるという意味を込めて、「Zero Whiteゼロホワイト」と名付けました。
白には他に「知性」「潔白」というイメージがあります。2021年は何が本当かを見抜く「知性」が求められます。政治に対しては隠し事のない「清廉潔白」が望まれるでしょう。
そして公共空間、家庭内ではウイルスから身を守る対策は今後も続けていかなくてはなりません。「清潔さ」は商品をデザインする上で大事なキーワードになります。白は「清潔さ」を表現するために欠かすことのできない色になります。日本流行色協会(JAFCA)より
コロナ禍において、今までの生活を見直しリセットする時期でもありますし、ウィルス対策では、常に除菌を心がけているので清潔さをイメージする白は今年を象徴するカラーですね。
ただ、白だけだとなんだか物足りません。
そこでトレンドカラーの他にも、アソートカラーとアクセントカラーも発表されています。
この様に模様替えの際には洋服だけではなくトレンドカラーを取り入れて、お部屋の模様替えの際にインテリアカラーを変えても楽しそうですね。
トレンドカラー取り入れてお部屋の模様替え
そこで、2021年トレンドホワイトと活用色のアソートカラーとアクセントカラーを使い、横浜ショールームのお部屋コーナーの模様替えをしてみました。
グレーからホワイト&イエローへ模様替え。
賃貸物件でも使用できる剥がせる壁紙を使用して、今回私とスタッフで張替えをしてみました。
お部屋の色を変えると、全然別の部屋に見えますよね。
ドアもドアップでホワイトに変えてみました。
家にいる時間が長くなった今、お部屋のイメチェンにチャレンジしてみるのもお勧めですよ!