LINEを活用した、災害時の連絡方法を家族で試してみた!

2021年3月11日、この日東日本大震災から10年が過ぎました。

 

10年前、当時私は高校生で部活動のために学校に来ていたんです
地震が起きたときは、これまで体験したことがないほどの大きな揺れにびっくりはしましたが、ニュースを確認できない状況だったこともあり、そこまで大きな問題だとは捉えてはいませんでした。

ところが、帰宅したくても電車は動いておらず復旧の見込みも立たないという事を聞き、事の大きさを少しずつ実感していった事を覚えています。
結局その日に自宅に戻れず、幸い学校に宿泊することはできたのですが親と電話が繋がらなかったので、不安な気持ちが拭えないまま教室で一夜を過ごしました。

 

災害が起こると電話メールが繋がらなくなることが多いですが、緊急時に家族と連絡がとれないのはとても不安です。
現在はインターネットに接続できれば、LINEなどのコミュニケーションツールを使用できるので助かりますね。

 

 

LINEは東日本大震災がきっかけで作られた?!

家族や友達との日常の連絡手段として国内で一番多く使われているのはLINEではないでしょうか。

私も普段、友達や家族とのやり取りでメールを使うことはなく、全てLINEで行っています。

 

1対1だけでなく、グループを作れば大人数でも気軽にチャットや通話もできるので何かと便利ですよね。

そんなLINEが、実は東日本大震災をきっかけに作られたアプリだという事をつい最近知ってとても驚きました。

東日本大震災発生時にメールや電話が繋がらず、家族や大切な人の安否確認が非常に困難だったという経験から「こういう時にこそ大切な人と連絡を取ることができるサービスが必要だ」という想いで開発され、2011年6月に誕生したアプリなんです。

私の感覚では、もっと前からあったような気がしていたのですが、よくよく思い返すと確かに当時はメールや電話で連絡を取っていました。

少しネガティブ寄りな機能としてとらえられがちな「既読」ですが、実はこれも緊急事態で相手が返信すらできないような状況下でも少なくともメッセージを読んだことが伝わるようにと、安否確認のために追加された機能だったんです。

当時LINE社内でも賛否両論あったそうですが、最終結論としてこの機能の大切さを優先し採用が決まったそうです。

私は、「既読無視」をした、されたと何かと問題になるこの「既読」の機能を厄介だなと思っていたところがあったので、この話を知って考えを改めました。

東日本大震災から10年を迎えた今、この機会に改めて災害時の連絡手段を確認する必要があると思い家族みんなでLINEを使った連絡方法をやってみることにしました。

 

災害時の連絡方法を家族で体験

既にある家族のグループLINEとは別に「災害時連絡用」というグループを作成して、家族と一緒に緊急時に使えるLINE機能を試してみることにしました。

「LINEみんなの使い方ガイド」にある以下の記事を参考にしながら、LINEの操作方法は私が家族に教えました。

緊急時に役立つLINEの使い方

出典:緊急時に役立つLINEの使い方(LINEみんなの使い方ガイド)

■ノート機能に基本ルールを書いておく

まずは、緊急時にどのように連絡するかを話し合いました。

そして決まったルールをLINEのノートに記入します。

ノートに書いておけばトークのようにいつ書いたっけ?と埋もれることがないですし、すぐに確認することができます。

ノートを作成してみました。

 

母

ノートは内容が埋もれなくていいけど、通知がこないからわからないね

 

『えっ?!』

通知がされないなんてことがあるの?と思い、母のLINEを確認してみたところ、なぜか本当に通知がオフになっていました。

通知がオフになっていると、いざという時に大事な連絡をしてもすぐに確認することができないので、何かあればまず通知がオンになっているかどうかを確認することが必要だということを学びました。

 

■今いる場所を伝える

トーク画面やノートに位置情報を送って、自分が今いる場所を正確に伝えることができます。

家族につたえるだけでなく、お出かけしている最中に被災して自分がどこにいるかわからないという時にも便利ですよね。

 

こんな風に位置情報が送られてきます。

父も母もこのやり方を知りませんでしたが、簡単なので教えたらすぐにできました。

ちなみに地図をタッチするとGoogleマップが表示されるので詳細を確認することができます。

 

父

1回やり方を覚えれば次は簡単にできそう

 

母

こんなのできるんだぁ~どこにいるかわからにときに便利だね。知らなかった!

 

実際に、位置情報の送り方はとても簡単でした。

①+マークをタップ

 

②位置情報をタップ

 

③位置情報サービスがオンになっていると自動で現在地にピンが立つので、確認して「この位置を送信」で共有することができます。

位置情報がオフになっていると、

「位置情報が無効になっています」というポップアップが表示され、必ず位置情報サービスをオンにしてからでないと送れないようになっています。

この手順の前にまずは必ずスマートフォンの位置情報をオンにしておくことが必要ですね。

■重要なメッセージを目立たせる

”アナウンス”という機能を使うと、指定したメッセージをトーク画面の上に固定表示することができます。

集合時間や待ち合わせ場所、非常時用の荷物の場所など、一定期間目立たせておきたい情報はアナウンス機能を使い目立たせることにしました。

 

この機能、実は私も知らなかったのですがこちらもやり方はとっても簡単でした。

①トーク画面にメッセージを送信

②目立たせたいメッセージを長押しすると下の画像のような画面がでるので”アナウンス”を押す

これだけでトーク画面の一番上に常に固定表示されるようになりました!

 

スマートフォンの電源切れで、LINEが確認できない時は

非常時にスマートフォンの電源が切れてしまうという可能性もありますよね。

我が家では、スマートフォンの電源が切れてしまってLINEが確認できない場合は「災害伝言ダイヤルを使う」というルールを決めました。

この災害伝言ダイヤルですが、毎月1日と15日になんと体験利用ができるんです!

今月の1日に体験利用を試してみたところ、ガイダンスに沿って簡単に録音と登録をすることができました!

一度操作方法を確認しておけば、緊急時に初めて操作するより落ち着いてできると思うので家族にも無料体験時にやっておいてねーと勧めておきました。

災害伝言ダイヤルの番号は「171」

伝言を確認するときに電話番号が必要になるので、我が家では家の電話番号にしようという事になりました。

ここまではとても順調だったのですが、普段誰も家の電話を使わないために実は父以外は家の電話番号を覚えていなかったという事が発覚。

「これを期に家の電話番号を覚える」という、新たなタスクが追加されたのは言うまでもありません。

 

 

 

スマートフォンや電話が難しい小さな子どもがいる場合は….

我が家には小学生の弟がいるのですが、まだスマートフォンは持っていません。

今はまだ一人で遊びに行くことはないのですが、万が一、ひとりで出かけることがあった時には「防災カード」を持たせることにしました。

写真のようにお出かけ用のリュックに入れています。

「防災カード」があれば自分で家の住所や家族の連絡先を言えなくても、必要なことが書いてあるので大人に見せれば家族情報などを確認してもらうことができます。

ただし、むやみに出して悪用されないように注意が必要ですね!

 

我が家では母が見つけてきたポケモンの防災カードを使用しています。

こちらはトヨタが提供しているものなんですよ。

トヨフェスオンラインの会場は下をクリック!

トヨフェスオンライン

「トヨフェスオンライン」にLINEでログインすると様々なコンテンツが楽しめます。

その中のひとつがポケモンのデザインが可愛い防災カードです。

 

防災カードの作り方

①トヨフェスオンラインでLINEにログイン

②「防災カードをつくる」を選択

③カードを持つ、お子様の情報を入力

④家族や、緊急連絡先の情報を入力

⑤防災クイズに答える

⑥防災カードをダウンロード

 

防災カードをもらえるまでの工程が少し多いなとも感じますが、ポケモンがデザインされた子供が持っていて楽しい防災カードはオススメです。

 

 


 

大事なときの“ホットライン”としても使えるように、という想いを込めて作られたLINE。

トークだけではなく、災害などの緊急時にも活用できる機能や使い方があることがわかりました。

改めて家族で話し合う時間を取って家族の決まりを作ったり、練習もできたのでいざという時に活用できそうです。

 

 

 

↓↓この記事を書いている会社は

フルハイトドアのKAMIYA

 

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