「ドアノブがぐらぐらしませんか?」自分で出来る調整方法の紹介②
- 2017.12.15
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皆さん、こんにちは。神谷コーポレーションの奈良慶弥です。
前回お伝えしたハンドルレバーの緩みの調整で大半のぐらつきが解消されますが、今回はそれでも直らない場合の調整方法をお伝えします。
ここでおさらいとなりますが、前回の調整方法はこんな感じでしたよね。
前回の記事:「ドアノブがぐらぐらしませんか?」自分で出来る調整方法の紹介①
この方法でもうまくぐらつきが直らなかった方は、台座のネジの緩みが原因かもしれません。
台座のネジが緩んでいるケース
台座のネジが緩んでしまっている場合、扉の表面と台座との間に隙間が出来てしまいます。その状態でドアノブが固定されていてもぐらつきが発生するんです。
前回の調整で解消されない場合は、台座のネジの緩みを直す必要があります。
それでは、実際に調整を行っていきましょう。
ハンドルレバーの取り外し
台座のネジを調整するためには、まずハンドルレバーを外し、次に台座に取り付いているカバーを外す必要があります。
ハンドルを取り外すには、前回お伝えしました調整用のネジをプラスドライバーか六角レンチを使用して反時計回りに回し、ネジがハンドルレバーから完全に外れないところまで緩めます。
次に両側のハンドルレバーをそれぞれの手でつかみ、ドアから両側に引き離す方向へ引っ張ってハンドルレバーをまっすぐ引き抜いて下さい。
※ハンドルレバーは、片側に芯棒が取り付いているので、必ずまっすぐ引き抜いて下さい。
ドアから外したハンドルレバーは、傷がつかないようにタオルなどの柔らかい布の上においておくことをお勧めします。
台座カバーの取り外し
ハンドルレバーを外した後は、台座のカバーを外す作業となります。
まず台座のカバーを下から覗いてみましょう。大抵のハンドルレバーはそこにマイナスドライバーが入る溝があります。その溝にマイナスドライバーを差し込んでカバーを持ち上げるように力を入れるとカバーが外せます。
下にない場合には側面にあることが多いです。また、台座がなくハンドルレバーと一体型になっているものもあります!それでもない場合には、自分でやるのは諦めて工務店さんに電話しましょう(笑)
マイナスドライバーで持ち上げる際は、ハンドタオル等の布を使用して、テコの原理を利用して持ち上げると意外と簡単にカバーが外せます。外す際にカバーが硬く力が必要になる場合もございますので、作業される際は注意して行って下さい。
私もよくやってしまうのですが、その際に勢いよくカバーが飛んでいってしまうこともあります。
台座のネジの締め直し
カバーを外すと樹脂部分が見えます。部屋の内側か外側のどちらかから樹脂部品は片側からのみネジで締め付けられているので、カバーを外した際に取り付けネジが無かった場合は、反対側のカバーを同様の方法で外してください。
←ネジ頭が出っ張っているのが分かると思います。このネジの緩みがぐらつきの原因です。ネジを締め直すことでぐらつきを解消する事が出来ます。
ネジは電動ドライバーは使わずに手回しのプラスドライバーで締めてください。その際に力いっぱい締め過ぎないように注意してください。
(樹脂製の台座の場合、台座が破損してしまったり締めすぎにより扉表面が窪んでしまう可能性があります。他にも樹脂部分のネジ山が壊れてしまいネジが効かなくなってしまうこともあります。)
最後に、外したカバー、ハンドルレバーの順に取り付けて作業完了となります。
カバーを取り付ける際は、カバーと樹脂部分のマイナスドライバーが入る溝部分の位置と合うように取り付けて下さい。
いかがですか?
ぐらつきはおさまりましたか?
ハンドルのぐらつきは意外と簡単に調整できますのでいざって時には試してみてはいかがでしょうか。
最後に、今回の方法でもハンドルのぐらつきが解消されない場合は、ハンドルを差し込んでいるドアの側面から取り付けられているケース錠やチューブラ錠という金物が故障している可能性もありますので部品交換が必要かもしれません。
一度工務店さんへ連絡してみてくださいね。
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