3月に観るおススメ映画「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」

今年はスギ花粉が飛び始める時期が若干遅めではありますが、春日和が増えてきましたね!
そんな春日和を横目に見ながら花粉を浴びずにお家にいても楽しめる、3月に観るならおススメの映画をご紹介します。

 

震災から9年後の2020年に公開された「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」。
ご覧になられたことありますか?

コロナ禍になってからサブスクで映画を家で楽しむ機会が増え、様々な映画を見て情報交換していますが、今回福島県に行く機会があり、雑談の中でご紹介いただいたのが「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」。

早速調べてみると、佐藤浩一さん、渡辺謙さんが出演され、他出演者も皆さん演技力のある俳優さんが出演されている映画なので興味を持ち、更に「これを見たら〇電を悪く言えなくなるよ」というのを聞き、早速見てみました!

 

「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」

この映画については政治的な考えで作られたとアンチ意見もありますが、「この事故を体を張って対応された方がいる」という事実があります。
あの大きな地震の直後から今までの想像を超える事態に直面し、原発がいつ爆発するかもわからない自分自身も危険な状況の中、自分たちの行動で日本がどうなるかわからないという状況!想像を絶し、夢であってほしいと現実逃避をしたくなりそうです。

だけどその極限状態で頑張った方が確実にいた。
そのコトを忘れてはならないと思いました。

また、その道の専門家たるプロ意識!
自分がやらねば誰がやる。だからと言ってそこで全員死んではならない。
危機に立ち向かむ者と立て直す者の使命。
地震が起こった後に、その覚悟をしていく様子を見ると、「自分は同じ様に出来るのか?」とやはり思ってしまいます。

私たちの生活の中で電気は無くてはならない物です。
あの震災で原発が通常稼働できなくなり、計画停電がされた事を忘れないコトと、改めて省エネしなくてはと思いました。

もし、まだご覧になった事がない方や、3.11に合わせ震災を知らないお子さんと一緒に見て、災害時の対応についてご家族で話し合う機会を作ってはいかがでしょうか?

この映画とちょっと比較になりますが、チェルノブイリ原発事故を題材にした映画はご存じかもしれませんが「チャイナ・シンドローム」になります。
こちらも併せて見られると事故の規模など比較して見れるかもしれませんね。

 

そして、現在の福島は?

震災後12年経ち、福島の復興もかなりされてきたのではないでしょうか?

震災前にいわき市小名浜にある「アクアマリンふくしま」へ行った事があるのですが、津波であの海沿いにあったガラス張りの水族館は大丈夫だったのかな?と当時思った記憶があります。

調べてみたら、建物自体の損傷はそれほどなかったそうですが(それはそれでスゴイ!)、電気が使えなくなり、自家発電燃料も使い果たし水の管理が出来ず海洋生物20万匹が全滅してしまったそうです。
職員の方はかなり心苦しかったのではないかと思います。

 

今回、その小名浜へ行き、「アクアマリンふくしま」が見事復活していたのを確認しました!

こうやって建て直っている姿を見ると、復興を感じられ応援したくなりますね!

 

アクアマリンふくしまの周辺情報

アクアマリンふくしまの周辺はこの様になっています。

水族館周辺にこんなにいろんな施設があったっけ?と思うくらい大型施設が建設されていました。
調べてみたら、「いわき・ら・ら・ミュウ」は1997年オープンされていたので、震災前でした。
「イオンモールいわき小名浜」は2018年なので、震災後です。
アクアマリンふくしまの後ろに見える「小名浜マリンブリッジ」は2017年に完成されたそうです。
以前より、発展していますね!

 

小名浜漁港の入札

その小名浜港で、その日獲れた魚の入札に立ち会う事が出来ました。

この日に獲れた魚は・・・
ヒラメ、ヤナギ、ムシ、アンコウ、アナゴなどでした。

そして、漁港で説明を受けたのですが福島では安全性を伝えるために、漁港で上がった全ての魚の種類の内、1匹を検査しているそうです。
なので1匹しか獲れていない魚は検査に回り、市場には出回らないそうです。
「安全な魚」だと伝えるためには、数字的根拠で示すしかありませんが、前例がない中で何を基準に行えば良いのか?思考錯誤されている様子が伺い知ることが出来ました。

1匹1匹検査している様子(検査された魚は廃棄されるそうです)

 

福島県の海は、南からの暖流「黒潮」と北からの寒流「親潮」がぶつかるところにある「潮目の海」と呼ばれているそうです。
その為、豊富なプランクトンが発生し小魚が集まり、更にその小魚を食べる大物の魚が来る豊かな漁場との事。

その中で、メヒカリと呼ばれる深海魚は、皮が柔らかく丸ごと食べられ、手ごろな大きさの魚で、味も淡白だけど油が乗っているおいしい魚だそうです。
深海魚なので、獲れた加工をされている「上野台豊商店」さんを見学させていただきました。

1匹ずつ大きな目を取り除き、開いていました。

こちらが炭火で焼いたメヒカリです↓↓↓

そして、お皿の上に一緒にあるのは「ちだい」という魚をすり身にしたさかなのナゲットです。
魚嫌いなお子さんでも食べられると思います。おいしかったです^^

そして、こちらの社長さんがちょっとユニークな方で、オンラインショップで様々な物を販売されているのですが、その中で注目はこちら!

伊勢海老をふんだんに使ったピザです!1/4にカットされて販売されています。

なぜピザなのかお伺いしたら、「自分が食べたかったからです!」と実にわかりやすい答え(笑)

自分が欲しいと思わない物は、人も欲しがらない!そうですね。その通りだと思います!

 

そんなこんなで、「Fukushima50(フクシマフィフティ)」から福島県に想いを馳せ、福島めぐりをしたというお話でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

↓この記事を書いたのは

フルハイトドア🄬 横浜ショールーム店長 浅井

 

 

 

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