ドア専門メーカーが教える収納扉の選び方〈後編〉

「ドア専門メーカーが教える収納扉の選び方〈前編〉」では収納の考え方やディテールを中心にご紹介してきました。後編ではKAMIYAの収納ドアをご紹介をしていきます!室内ドア専門メーカーだからこその豊富なバリエーションで、好みに合わせた収納扉を選んでいただけます。

デザイン性を重視した3つのフルハイトクローゼット

1.大型全面ミラードアのfit

自宅で高級ブティックのような時間を過ごしてもらいたいという思いから誕生した、全面ミラーのクローゼットドア「fit」。天井まで届くミラーに映る空間が奥行を生み出してお部屋に広がりを感じさせ、全面鏡を邪魔しない細いフレームはシャープで洗練された印象を与えます。寝室のクローゼットにフィッティング用として設置したり、エクササイズをするためにリビングに設置したり、ライフスタイルに合わせてお使いいただけます(^^)

 

開閉様式はスイングドア、片引き戸、アウトセット引き戸、2枚引き違い戸の全4種類です。

2.物入連続納まり(4枚開き戸・6枚開き戸)

こちらは建築家の方からの要望がきっかけで開発されたクローゼットドアです!

通常はクローゼットドアを連続して並べたくても、左の画像のようにドアとドアの間に小さな小壁ができてしまいます。既製品で対応できる商品が無いため、ほとんどは大工さんの造作で作っているのが実情です。そこでKAMIYAは、よりシンプルでシームレスな空間を目指して、この物入連続納まりを開発しました。

通常の開き戸で連続納まり            KAMIYAの物入連続納まり

 

バリエーションは4枚と6枚の2サイズ。組み合わせが可能なので、と壁面のサイズに合わせてプランニングできます。大容量の収納力を確保しながら、おしゃれで洗練された空間を実現することができるので、LDKのデザインにこだわる人にはとてもオススメです!

 

3.パーティションドアのMARCO

一般的な建材メーカーのパーティションドアはアルミフレームに樹脂系ガラスを合わせることがほとんどですが、KAMIYAでは木製フレームを採用しました。木目柄以外にも、ブラック、ホワイト、グレーの単色も展開しており、インテリアと合わせやすいことが特徴です。また、フレームだけでなく取手金物もこだわっています。手掛けについては、他の引き戸で使っている引き手とは異なり、より細くスッキリとした見た目に仕上げました。中央にスリットが入っているのもポイントです。

もちろん安全面にもこだわってガラスは5㎜厚の強化ガラスを採用。ガラスとフレームの組み合わせ24通りのバリエーションをお楽しみいただけます。

使う人に合わせた便利な収納

①KAMIYA独自の収納

 

こちらは、手前に引いた後に横にスライドする、スライド片開き戸です。この特徴は開閉時の扉の出幅が少なくて済むことなのでで、キッチンなどの狭い空間のパントリー収納には最適なんですよ!

こちらを見ていただくとわかるのですが、一番出ている状態でも33㎝、壁側に戻した時の出幅はわずか10cmとなるので、扉を開いて作業する際にはとても使いやすいんです。

動きも滑らかで、ゆっくり閉まるソフトクローズ機能もついています。ドアの色はホワイト色のみ。ハンドルはスクエアなフォルムが美しいアルミ製です。

②プラン段階で組み込む収納術

これまで色々な収納をお見せして来ましたが、ここでフルハイトクローゼットをもっと便利に使っていただける方法をお伝えしたいと思います!しかもこれから家づくりをされる方ならではの、2つの裏技をご紹介します。新築やリフォームをされる際に、ぜひ参考にしてください。

1.掃除機の収納

頻繁に使うけれども出しっぱなしにしたくないものといえば、掃除機ですよね。
一例として、こちらのお家は物入の高さがそこまで取れないので、掃除機を仕舞う際にノズルやハンドル部分をバラシて収納しているんです。これだと使い終わった後サッと仕舞えず、使うたびに組み立てるのも面倒ですよね。

そんなお悩みを解消するのがこちら、掃除道具専用の収納を作ることなんです。家を建てた後ではなかなか解決できないので、プラン段階で検討したい方法です一か所にお掃除の道具が揃っているのは使い勝手の面でもとても便利ですし、埃や汚れが付きやすい掃除機やモップ、ほうきなど、ほかの物と一緒に収納するのには抵抗があるので、掃除道具専用の収納を作ることはメリットが大きいです。場所はリビングやキッチンにできるだけ近いとすぐに取り出せて便利ですよね。

また、収納を作るとなるとできるだけ大きくしたいと考えがちですが、掃除機を収納する場合には、縦に細長い収納にすることがポイントなんです。実は今回紹介した収納はわずか30cm四方のとても省スペースな収納なんです。床から高さ1mくらいまでは掃除機を収納して、そこから上は20cmくらいの間隔で棚板をつけて各種掃除にかかわる物をまとめてしまっています。

掃除道具専用の収納のポイントはこちらの3つです。

①30cm四方の場所を探す
②高さはできるだけ高く
③専用のスペースにする

プランニングの際にぜひ検討してみてくださいね!

 

2.お掃除ロボット

最近では国産のものも出てきて、様々な価格・バリエーションから選ぶことができるようになってきた、掃除ロボット。スイッチを押せば自動でお掃除してくれる便利で人気のアイテムですが、実は収納方法に困るというお話を聞くことがあります。使っていない時のお掃除ロボットは充電しておく必要があるため、大抵はこのような感じでコンセントの近くが定位置になりがちなんです。

結構大きくて場所をとり、歩く際には避けて通らないといけないですし、充電器やコードのごちゃごちゃした見た目も気になります。せっかくインテリアにこだわったリビングの一角がこんな風にごちゃついているのはガッカリですよね。そこで、プラン段階からリビングにお掃除ロボットの基地を作るのがおススメなんですが、その場所を物入の下にするというのが2つ目の裏技なんです!

 

通常物入は左の画像のようなものが一般的ですよね。これをお掃除ロボットが通れるように扉のサイズを短くして上にあげて取り付けたのが右側の画像です。この収納内の壁にはコンセントがあって、充電ステーションになっているんです。こうすることで専用の場所をつくらずにスペースの有効活用になります。そして目に触れないのでリビングをすっきり保つことができるんです!

ここでのポイントは、奥行き・高さ共に少しゆとりを持たせることです。本体にしても、充電器にしても意外と大きいので、買い替えのことなども考えて大き目なスペースにしておくと安心です。

 

以上、室内ドア専門メーカーKAMIYAがオススメする収納ドアと収納術でした。
後悔しない家づくりの参考になれば嬉しいです。

 

 

 

※ドア専門メーカーが教える収納扉の選び方前編はコチラ


 

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