ミラノサローネ2024リポート② 独自の世界観とインテリアで魅了するファッションブランド５選

ファッションブランドが手掛けるラグジュアリーホームデコール

世界の家具・インテリアのブランドが一堂に会すミラノデザインウィークでは、家具ブランドだけでなくあらゆるブランドが一同に会するデザインのイベントです。今回の特集はファッションブランド。誰もが知っている有名ブランドが実は家具もプロデュースしているというのはとても興味深いですよね。ランキングは前回同様、私が今回見ることができたものの中から素敵だと思ったもの、感動したもの順です！

第５位　DOLCE&GABBANA (ドルチェ＆ガッバーナカーサ)

元々はファッションショーのランウェイや店舗ディスプレイの一部として製作していた家具やインテリア雑貨を2004年にドルチェ＆ガッバーナ ホームとして独立ブランドを設立したのがはじまり。その後、2021年のミラノ・デザインウィークでドルチェ＆ガッバーナホームよりもさらにラグジュアリーで希少性の高いアイテムを揃えた「DOLCE&GABBANA　CASA」が初披露された。

ホワイトのソファをベースに今年のトレンドカラー「くすみグリーン」を組み合わせたコーディネート。

ドルチェ＆ガッバーナらしいリュクスなブラックコーディネート。

アニマル柄をふんだんに使ったソファーやインテリア。

ドルチェ＆ガッバーナの世界観を見せつけるような独自のデザイン展開、そして派手派手な（笑）インスタレーションにも圧倒されました！

公式サイト：DOLCE&GABBANA

第４位　FENDI CASA (フェンディカーザ)

イタリアを代表するファッションブランドFENDIから1989年に誕生したホームインテリア部門。ラグジュアリー・ホームデコールの先駆者として絶大な人気を誇り、2023年には表参道に初の直営店をオープン。

こちらはおしゃれなポータブルスピーカー。2024‐2025秋冬のメンズコレクションのランウェイに登場。

2023年にルイスポールセンと独占コレボレーションをし発表されたのが、こちらのアーティチョークの照明。

落ち着きのあるブラウン系のトーンでまとまっているベットルームのコーディネート。

公式サイト：FENDI CASA

第３位　ARMANI CASA (アルマーニカーザ)

デザイナー ジョルジオ・アルマーニ監修のもと2004年に立ち上げたインテリアデザインスタジオ・アルマーニ / カーザ はイタリアでもトップクラスの高級家具ブランド。

ミラノサローネ2024での新作テーマは「ECHOES FROM THE WORLD (世界からの響き)」。
彼にインスピレーションを与えた国々への「映画のような旅」をイメージしたプロダクトは諸国のカルチャーを存分に反映している。

ジョルジオ・アルマーニ世界中を旅した写真や映像を展示。若いころのアルマーニかっこいい^^

昨年は数百人が並んでいて断念しましたが、今年は朝イチから並んで20分くらいで入場できました。会場は天井画が美しい邸宅の2階。

日本、中国、アフリカと思われるオブジェやインテリアがたくさん。

公式サイトARMANI/CASA

第２位　VERSACE HOME(ヴェルサーチェホーム)

1978年にジャンニ・ヴェルサーチによって創業されたイタリアを代表するファッションブランドヴェルサーチェのホームコレクション部門。ソファなどの家具、照明から寝具、ローゼン・タールが手がける食器まで幅広く展開。

ラグジュアリーな空間、家具から小物まですべてがヴェルサーチェの世界を感じます！

クッションをはじめ至る所にメドゥーサが。

公式サイト：VERSACE

第１位　HERMES(エルメス)

エルメスの店舗、ショーケース、イベントスペースなど、様々な空間に合わせたオーダーメイド家具やインテリア雑貨を提供する部門として1980年代にエルメス・ディテールが設立されたのがはじまり。エルメス・ディテールの家具やインテリア雑貨は、その品質、デザイン、希少性から、世界中の富裕層に愛されている。

「大地」をテーマに、新しいクリエーション（革新）とヘリテージ（伝統）からのオブジェの接点を表現。

目を惹く、レンガや石、スレート、木材、土で作られた幾何学的なパターンのインスタレーションはエルメスのルーツを物語る素材の組み合わせを表しています。

インスタレーションで表現したクリエーションとヘリテージをテーマにした新作はレザーのプロダクト

公式サイト：HERMES

以上、ファッションブランド５選でした。いかがでしたか。
それぞれのファッションブランドの特徴が表れていて、センスあるコーディネートばかりでした。特に色使いの組み合わせは抜群で、ファッションを手掛けているブランドだから素敵なコーディネートが出来るのだと思いました。

次回は、自動車ブランドが手掛ける家具やインスタレーションをご紹介いたします！
最後まで読んでいただきありがとうございます！

↓この記事を書いたのは

フルハイトドア🄬
横浜ショールーム店長
浅井摂子