ハンドルのネジって見たことある? ネジの役割について

皆さんこんにちは!

ユーザーサポート課 入社二年目の飯田です。

 

2024年も残りあと2か月となってしまいました。

暑い季節が落ち着き、そろそろ年末のお掃除計画を立てられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

このブログでは、先日お問合せがあったプラチナメンバーさんから、お掃除していた時にふと気づかれたハンドルのネジの存在についてのご紹介いたします。

 

ある日、こんなお問い合わせが、、、

ブログを書くきっかけとなったのは、とあるプラチナメンバー様からいただいた、こんな問い合わせが発端でした。

「ふとハンドルを見ていたら、片方のネジがなくなっていました。今は大丈夫だけど、ドアの開け閉めに支障がありますか?」

えっ!?ネジがなくてもドアの開け閉めは出来るって、何が起こっているんだろう?
このお問合せから私も慌てて、会社のオフィスにあるハンドルを見てみると、、、

 

 

「本当だ!片側のネジがない!まさか、室内ドア専門メーカーのオフィスでも同じコトがあったのに気づかなかった!?」

「使っていて急に片側のネジがなくなってしまうことってあるんだ、、、これは大変!!」

と焦りまくりました。

ですが実は、、、

 

KAMIYAで取り扱っているハンドル、片側のネジは実は〇〇ネジだったんです!

 

毎日使っていて、ハンドルのネジに目を向けたこともなかったので、お客様からいただいた写真を見ても片側のネジはなくなってしまったと私も思ったのですが、先輩社員にこのことを報告して実はネジがなくなったわけではない事がわかりました。
私もその時に初めて、ハンドルのネジが部屋の内側と外側でそれぞれ違うということを知りましたーーー。

 

もう一度写真を見てみましょう。
良く見るとネジがなくなったのではなく、右と左でネジの頭のカタチが違うだけなんです。

左が六角ネジ・右がプラス(+)ネジ

 

 

えーーー、ビスがないように見えたこの部分は六角ネジというネジがついていたんだ!
ネジと言ったらプラスかマイナスしか知らなかった私は、初めて六角ネジの存在を知りました。

 

↑KAMIYA取り扱いハンドルのうち、プラスネジ&六角ネジのハンドルはこちらです!↑

 

 

そもそもどうして同じハンドルで、片側ずつネジの仕様が違うのでしょうか?

この問合せ以降も他のユーザー様からも同じような問い合わせがあり、私も知りたくなってどうして両側で異なっているのかを調べてみました!

 

ハンドルネジの形状の違いで機能が変わる!?

家の中にある身近な家具や家電などに取り付けられているネジって、すぐに思い浮かぶのはネジ頭がプラス(+)のネジではないでしょうか?
ここで少し、プラスネジと六角ネジのメリットデメリットを比較してみたいと思います。

プラス(+)ネジ

 

プラス(+)ネジのメリット
・プラスドライバーが広く普及しており、扱いやすい。
・大量生産しやすく、コストが比較的安い。

プラス(+)ネジのデメリット
・十字形の溝が潰れやすく、扱い方が悪いとドライバーが回ってしまって、ビス頭をなめて外せなくなる。
・溝に汚れが溜まりやすく、腐食の原因になりやすい。

プラス(+)ネジは、各ご家庭の工具箱に必ずあるプラス(+)ドライバーで簡単に調整が出来、非常に身近なネジです。取付いていた物のネジが緩んできた時や、部品を交換したい時には、ドライバーを探してご自身で出来ちゃうのがプラス(+)ネジですね。

 

YouTube「KAMIYAチャンネル」掲載【扉メンテナンス】折れ戸(固定タイプ)に段差ができちゃう編

 

改めてドア廻りのネジに注目して見てみたら、ドアの鍵や引き戸のレール、マグネットストッパー、クローゼットの固定する箇所で見られたのはほとんどがプラス(+)ネジでした。

 

六角ネジ

 

六角ネジのメリット
・ 六角形の形状により、強いトルクで締め付けられ、しっかり固定できる。
・ 振動や衝撃に強く、緩みにくい。

六角ネジのデメリット
・ 六角レンチやスパナなどあまりなじみのない工具が必要。
・ドライバーより、ネジを締めたり緩めたりするためのコツが少し必要。
・製造コストがプラスネジより割高。

 

ハンドルについているこんな小さなネジも比較してみたらとこの様な違いがあるんですね!知りませんでした。
ハンドルの表、裏でビスが異なるのも機能の違いで使い分けていたんですね~

六角ネジはプラスネジよりしっかり固定が出来るのと、取り外しの際には専用の六角レンチを必要とすることから、簡単に取り外すことは出来ない仕組みになっているため、防犯性にも優れています。

身近なところで六角ネジは、自転車のハンドルやサドルなどによく見かけませんか!?改めて考えてみると、確かに私も自分ではあんまり六角ネジを触ったことはないですね。
※六角ネジは六角部分が凹んでいる物と、凸型の2種類あります。

 

自転車で何かあった際には、プロの自転車やさんに調整をお願いすることが大半ですね。

自転車のサドルにも六角ネジが使用されていました!

 

 

ネジの使い分けについてまとめると、頻繁に取り外しや調整ができるものに対してはプラスネジ使っていて緩みにくくしっかりと固定したい、取り外しにくいものに対しては六角ネジで使い分けられていることがわかりました!

 

KAMIYAのハンドルでは

基本的には、「プラス(+)ネジ」でハンドルの取り付けや調整をおこなう仕組みとなっています。

そのため、長年お使いの中で、ネジが緩みすぎてしまった際や、ハンドルがぐらぐらしてきた際にもプラスネジにて、ご自身での調整が可能です!

ドアノブがぐらぐらした際の調整方法ブログはこちら!

 

その他にも、ドアアップグレードサービス「ドアップ」では、ご自身でドアを交換する場合、ハンドルの取付作業もあります。

その際には六角ネジの方はではなく、「プラスネジ」の方だけを使ってドアに取付をします。(六角ネジはハンドルの軸を支えているネジなので取付の際には動かすネジではないんです)

この様な時に改めてネジを見る方がほとんどだと思いますので、「片側ネジがなくなった!」と驚かずに(笑)、ドアを交換する際には覚えておいてくださいね!

 

ここでちょっと豆知識! プラスネジを扱う際のコツ

お家の中で様々な物についているネジ。

調整や取り外しでネジを外そうとするとき、あまりにも固くなって回らない時って、ありませんか!?

固すぎて、ドライバーがひっかからず滑ってしまいそれをむやみにネジを回し続けると、ネジ溝が潰れてしまいます!!

ネジが潰れてしまうと、ネジが外れなくなってしまうという最悪のケースもありますよね。

潰れる前に!輪ゴムをネジとドライバーの間に入れて、しっかり力を掛けてゆっくり回すと取れる可能性は高くなりますので、試してみてください^^

 

固くなったプラスネジには、ネジが潰れる前にこのように輪ゴムを間に挟んでみてください!

 

また、ネジは今回お問合せのあったハンドルで言うと、各ハンドルメーカーごとに使うネジの種類、数量、長さなど同じ様に見えて全く違います。

万が一なくしてしまうと、ハンドルをセットごと購入していただかないとビスが入手できない事もありますので、取り外し、取付の際には絶対になくさないように気をつけてくださいね!!

 

編集後記

お施主様からのお問い合わせがあるまでは、私もハンドルのネジに注目したことはありませんでした。今回をきっかけに家に帰ってから、家中のありとあらゆるもののネジを見てみました!

「こんなところもプラスネジなのか、、、」と見るのが止まらなくなり、家の中にとどまらず、外に出てお家の門や自転車まで見にいってしまいました(笑)

そんな私の様子を見た母は「帰って来て急にどうした?」という表情を浮かべていたので、後で説明をしっかりしました(笑)

 

年末のお掃除の際に、今まで気にすることがなかった身近なものの「ネジ」に注目してみると、面白いかもしれませんね♪

 

その他、室内ドアに関して気になることや、お困りごと等ございましたらお気軽にご連絡ください!

これからも、日々のお問い合わせからプラチナメンバー様にお役立ち情報を発信できるよう努めて参ります!

最後まで読んでいただきありがとうございます!↓このブログを書いたのは↓
ユーザーサポート課 飯田
関連ブログ

ゴールド?マグネット?! 最近のドアハンドルトレンド

「ドアノブがぐらぐらしませんか?」自分で出来る調整方法の紹介①

なぜドアップする時にドアの寸法を測るの?

TOP