イタリアで運転免許証はどうやって取るの?

日本で新しい体験をつくり続けるイタリア人OLフランチェスカのブログです。

イタリアの若者がとてもワクワクすることは18歳になったら運転免許証を取れることです。イタリアと日本の運転免許証の取り方について違いがあると聞いたので、このブログではイタリアでの運転免許証の取り方について話したいと思います。

日常生活のために大事な物

世界的に日本と言えば公共交通機関が良くて、ほぼ常に時間通りに着くイメージがあると思います。残念ながらイタリアの場合は、公共交通機関はあまりよくないイメージがあると思います。例えは、遅れまたはキャンセルが多くて、特に田舎なら便数があまりないので、自家用車は大事になります。

もちろん、イタリアでも運転しなくても、問題なく日常生活をできる人がいます。でも田舎に住んでいる場合は運転しないと大変になると思います。例えば私の実家は田舎なので、公共交通機関は本当に少なくて、若者の皆さんは早く運転免許証を取りたいです。仕事や買い物のために車は必要ですが、友達と会うためにも必要になります。

イタリアで運転免許証はどうやって取りますか?

イタリアで運転免許証を取るために2つの流れがあります:自動車学校に入るか、個人的に勉強する。同じ試験が必須ですが、個人的に勉強の場合は、申請のための資料作成のサポートと理論試験の講義の両方の費用が不要になるので運転免許証を取得するための合計金額は自動車学校に入る場合の約半額になります。

試験はは2つのステップに分けてあります:

  1. 理論試験
  2. 実技試験

理論試験

登録してから6ヶ月間以内に理論試験を受けなければなりません。
自動車学校の授業で運転するためのルールや車のパーツなど勉強します。試験のために何度も模擬テストを受けてみることも多いです。私が免許証を取った時、模擬テストのためにとても人気なウェブサイトがありました。ちょっと面白いですが、高校の同級生の皆さんは18歳の誕生日をすぎたら、毎日学校から帰って、宿題をするより運転免許証のテスト試験に頑張りました。(笑)

理論試験は30個の質問がある多肢選択クイズです。間違いは3個までなら合格です。不合格の場合はもう一度受けるチャンスがあります。試験に合格すると「foglio rosa」(ピンクのシート)という証明書を取れます。この証明書の名前はちょっと面白いと思いますが、ピンクの紙に印刷されていますので「ピンクのシート」と呼ばれています。証明書をもらったら運転の練習を始めてもいいです。

実技試験

「foglio rosa」をもらってから6ヶ月間以内に実技試験に合格しなければなりません。

自動車学校以外も運転の練習ができます。練習する時、教官の代わりに10年以上の運転経験があり、65歳未満の人が同乗することが必須です。そして練習する時、車のフロントと後ろのガラスに「principiante」(初心者)の「P」を見やすいところに付けなければなりません。まだ免許証を持っていない人が運転しているとお知らせするためですので、運転免許証を取ったら、このマークを外してもいいです。

実技試験の前に何時間運転授業を受けても良いですが、最低6時間は必須になります。

・2時間→夜間視力で運転し、道路標識や駐車中の車などに注意しながら市街地を運転する。

・2時間→市街地郊外の道路で時速 50 km を超えるスピードで運転する。

・2時間→高速道路などで車線変更や追い越しをしてみることで運転する

「foglio rosa」をもらった1ヶ月経つと、運転試験を受けられるようになります。これも不合格の場合は後2回受けるチャンスがあります。それも合格出来なかったら、理論試験からやり直しになります。

実技試験は道路で行います。決まった時間はありませんが25分以上は運転しなければならないです。始まる前にどの道を選ばれるか不明ですが、試験官の指示に従います。例えば「右側の2番目の道に回って、駐車してださい」と聞いたら、その通りにしなければならないですが…時々トリックです!道路標識に注意しなければなりません。「右側に回ることがダメ」や「駐車禁止」 の道路標識があれば、試験のおっしゃった通りにすると不合格になります!

試験の日はすごく緊張しましたが、とてもいい思い出は試験を合格出来たら、車から降りる前に運転免許証をもらえました。もらうためにちょっと時間がかかると思いましたが、すぐ渡すことになります!

運転免許証を取るための仕方はいつも大体同じですが、何年か経つ間にすこし変更されることもあります。例えばが取った時、高速道路と夜間視力の練習は必須ではなかったです。まだ運転経験があまりない時、高速道路に行くことは怖そうです!でも先生と一緒に行くことで経験を貯めることが出来ますので、実はとてもいいことだと思います。

イタリアと日本の違い

日本で運転免許証の取り方について初めて聞いた時驚いたことは試験の流れです。イタリアでは理論試験を取れたら実技試験に続けます。でも日本では自動車学校を卒業してから最後に理論試験があることです。すぐに試験に合格すれば良いですが、卒業してから一年の間に理論試験に合格すれば免許証をもらえるのは実技を忘れてしまいそうでちょっと怖いかと思ってしまいました。

一番驚いたことは日本では教習コースがあることです。イタリアでは最初の運転の授業から本当の道路から始めます。もちろんスタートする前に先生はペダルなどの使い方を教えてくれますが、その後は道路に運転することになります。私は小さい町で運転免許証を取ったので車はあまり混んでいませんでしたが、都内で学ぶことは大変だそうです!実は私にとっては運転するより駐車することは不安でした。運転を始める時まだ上手ではないし、車のサイズにもあまり慣れていないので、他の人の車の間に駐車することは本当に緊張です。その練習のために自動車学校のコースがあれば本当に助かるかと思いました!

そして、日本人同僚はイタリアの「P」の初心者マークは運転免許証を取ったらすぐ外すことができると聞いたらとても驚きました。お互いに、日本では運転免許証を取ってから1年間に初心者マークを使わなければならないと聞いたら、私はびっくりしてしまいました!実はイタリアで必須ではなくてもほとんどの初心者は1~2ヶ月間にマークを付けたままにすると思います。でもどうしても1年間は長いな~と思ってしまいました!(笑)

 

イタリアの運転免許証を取り方についてどう思いますか?驚いたことがありますか?

このブログが面白かったら嬉しいです!

Ciao!

 


FRANCESCA

FRANCESCA
フランチェスカ
イタリア・ラヴェンナ出身
国立ヴェネツィア大学卒

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