1個だけ選べない・・・300種類以上あるイタリアのパスタ!
- 2025.04.08
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日本で新しい体験をつくり続けるイタリア人OLフランチェスカのブログです。
イタリアでは300以上のパスタの種類があるのを知っていますか??このブログで、なぜこんなにたくさんの種類かあるかについて話したいと思います。
イタリアのパスタの種類について
イタリア以外の国に旅行をした時に気付いたことは、スパゲッティやペンネ以外のパスタのバラエティーが少ないということでした。イタリアならどこのスーパーへ行っても、パスタでいっぱいの通路がたくさんあります。種類があまりに多くて買いたいパスタを決められずに、10分以上もずっとパスタの通路で考えこんでしまうこともあるんです。
この色々なパスタの違いは何でしょうか?主な違いをまとめましたのでご覧ください!
乾燥パスタと生パスタ
スーパーで売っているパスタは乾燥パスタです。この種類のパスタは銅製、またはテフロン製の型を使用して製造され、長持ちするように乾燥させられます。
生パスタはもちろんスーパーでも買うことが出来ますが、家庭で作られることが多いです。それで麺棒や専用の機械で伸ばします。冷蔵庫や冷凍庫で保存できますが、短期間で消費する必要があります。
調理時間も違います。生パスタは数分で調理できますが、乾燥パスタの種類によっては 10 分以上調理する必要がある場合もあります。


小麦粉
パスタを作るための素材も色々違いますので、使った素材によって最終的な結果に大きな影響を与えます。
一般的な乾燥パスタは通常、デュラム小麦のセモリナ粉で作られています。
それ以外で人気のあるパスタはスペルト小麦の粉で作られたパスタです。スペルト小麦は古代小麦の一種で、グルテンが少なめなので体に優しく、イタリアでは「昔ながらの食材」として再評価されいるんです。スペルト小麦粉のパスタは黄色ではなく、濃い茶色になるので、一目見ただけですぐにわかります。
また、最近人気があるパスタはアレルギーのある方のためのグルテンフリーパスタです。この場合はコーンと米粉のミックスで作られています。
素材の違いによって味や調理時間が違います。新しいパスタの種類を買ってみた時には、必ずかかる調理時間を確認してください!
パスタの形
パスタの形は本当にたくさんで、なんと300種類以上あります!時々違いがあまりに細かくて、パッと見ただけでは気付きにくい時があります。なぜこんなに多くの種類があるのでしょうか?
主な理由の 2 つは、パスタの地域性とソースとの組み合わせです。
まず、パスタの形は、作られた地域によって違います。イタリアでも日本と同様に、地域や都市特有の品種があり、他の場所では見つけるのが難しいものもあります。
面白いことに、パスタの名前も地域によって変わります。出身地が違う人同士がパスタの話をする時に、実は同じパスタのことを話しているのに、それぞれの出身地の名前で呼ぶので、同じパスタの話をしているとお互いに気づかないことがあります!
もう一つはソースとの組み合わせです。
例えば、しわのあるパスタはソースがよく絡むので、濃厚なソースに最適です。一方、滑らかなパスタは、軽めのソースとよく合います。さらに、折り曲がっていたり穴が開いていたりするパスタは、ソースがよく絡みやすいです。

詰め物パスタ
イタリア以外であまり見ることがないパスタは詰め物パスタです。ラヴィオリというパスタは世界で有名ですが、イタリアでは詰め物パスタにもたくさんの種類があります。そして、同じ形のパスタを使っても中身については各家庭に独自のレシピがあります。もちろんレシピ本に書いてあるようなオフィシャルなレシピがありますが、各家庭でみなさん自分の歴史があるレシピを持っています。例えば、私の地域の名物パスタは「カッペレッティ」(cappelletti)というパスタです。このパスタは帽子に似ていますので、それが名前の由来となっています。(イタリア語では帽子は「cappello」と言えます)。私の地元は小さい村ですが、その村の友達とこのパスタのレシピを比べたら、すべて違います!形は同じですが、中身の素材は少しでも各家庭によって違います。同じ村でも同じパスタの種類でも、味が全く変わることは面白いですね!

伝統的なパスタの集類が多いですが、新しいタイプも作られています。
みなさんは何種類のパスタを食べたことがありますか?もしチャンスがあれば、ぜひたくさん食べてみてください!私は何種類食べても全て大好きでした(^^)/
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Ciao!
FRANCESCA
フランチェスカ
イタリア・ラヴェンナ出身
国立ヴェネツィア大学卒