リビング空間を広く見せる7つの方法【入居後編】
20年以上にわたりフルハイトドアを通した心地よい空間づくりに取り組んできたKAMIYAが、リビングを広く見せる7つの方法をお届けするブログの後編です。前編では、家のプランニング段階で意識したい4つのポイントをご紹介しましたが、今回は、家を建てた後にできる3つのポイントをお伝えします。
1.フローリングの工夫
2.廻り縁をなくす
3.色の視覚効果で広く見せる
4.フルハイトドアが空間を広く感じさせる
【後編】
5.ソファの選び方
6.観葉植物の選び方
7.効果的なアートの飾り方
2.家を建てた後にできるリビングを広く見せる工夫
5.ソファの選び方
ソファはインテリアの主役と言っても過言ではないほど、こだわって選ぶ人が多いものです。そのうえで、“家を広く見せる”という観点から、ぜひ意識していただきたいポイントがあります。
さっそく実例を紹介します。こちらの2枚の画像をご覧ください。
比較してみると、右のリビングのほうが広く見えるのではないでしょうか。どちらのソファも背もたれの高さは同じミドルサイズですが、右のリビングのソファは座面が低いローソファになっています。そのため、天井までの空間が広くなり、視界に何も入らないので、部屋全体が広く感じられます。また、吊り下げ型のペンダントライトが埋め込み型のダウンライトに変わったことにより、視界を遮るものがなくなったことも、その効果を高めています。
ひとつ注意していただきたい事として、座面が低いローソファを使用していても、背もたれが高いハイバックタイプだと圧迫感があり、部屋が狭く見えてしまうことがあります。こちらの画像をご覧ください。
こちらも右のリビングのほうが広く見えますね。背もたれが高いと座り心地は良いのですが、明らかに存在感が大きくなってしまうので、ローソファとローバックの組み合わせがおすすめです。
6.観賞植物の選び方
高さを気にするべきものはソファ以外でも色々ありますが、そのひとつが観葉植物です。一般的な住宅の天井高2.4mの場合では、樹形にもよりますが、大きな観葉植物を置く場合、よほどリビングが広くないと圧迫感があります。
こちらの画像をご覧ください。
部屋の主役が観葉植物になってしまうほどの存在感があります。よほど広いリビングでなければ、大きくても高さは1.5m程度、鉢は5~6号サイズまでに抑えるのがよいでしょう。
いかがでしょうか。これならバランスが良く感じられ、お部屋にうまく溶け込んでいてお洒落に見えます。
ちなみに、観葉植物をサイズ順に並べると下の画像のようになります。ぜひ、選ぶ際の参考にして下さい。
7.効果的なアートの飾り方
アートは一枚壁に飾るだけでも印象が変わる、重要なインテリアです。部屋を狭く感じさせず、壁面をすっきり見せる飾り方のコツをご紹介します。
こちらの写真をご覧ください。
明らかに右のリビングの方が広く見えますね。壁の面積は変わっていませんが、ソファの座面を低くして、絵を飾る高さも下げたことで、壁面がとても広くなったような印象を与えます。
ここまで、前編・後編にわたってリビングを広く見せる方法を7つご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。間取りが広く取れなかった場合も、少しの工夫で空間を広く見せることができるんです。ぜひ、このブログを参考にしていただき、広々と感じるリビングで心豊かな暮らしを楽しんでいただければ幸いです^^