LESS IS MORE

みなさん、こんにちは。KAMIYA ART PROJECTメンバーの中村です。

6日以来、再びの登場です^^

 

今回のテーマは「Less is more」

 

前回はコルビジェをテーマにしましたが、そのコルビジェと並ぶ近代建築の三大巨匠のひとり、「ミース・ファン・デル・ローエ」が自身の建築の標語的に使っていた有名な言葉ですね。

直訳すると「より少ないことは、より豊かなこと」

つまり、「物が少ないほうが、心や人生は豊かになるよ」という意味につながります。

 

「Ludwig Mies van der Rohe」

本名 ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ。

 

サッカーを知っている人が聞くと、ファン・デル・・・ときたらオランダ人!

元マンチェスターUの名GKエドウィン・ファン・デル・サールとか、高原直泰選手がハンブルガーSV在籍当時の同僚だったラファエル・ファン・デル・ファールトとか。

ちなみに、中村俊輔選手がスコットランド・セルティック在籍当時、UEFAチャンピオンズリーグでFKから圧巻のゴールを奪った相手がファン・デル・サールなんですよ。

・・・おっと、いけない。サッカーの話で熱くなってしまいましたw

 

ちなみに、ミースはドイツ人。でもご両親がオランダ系らしい。やはりルーツはオランダなんですね。

 

 

そうそう、「Less is more」

 

これを体現しているミースの代表作と言えばこちらが有名↓↓↓

 

「ファンズワース邸」

20世紀を代表するモダン建築のひとつで、アメリカ・イリノイ州にあります。

なんと言っても、外観がとても美しいと思います!

 

構造体である白い鉄骨と、ガラスでできた箱のような平屋の住宅なんですが、「神は細部に宿る」というミースの言葉にあるように、鉄骨の細さなど細かいところにもこだわっているからこそ美しい作品になっているのかな。

 

と、あれこれ言うより、まずは四季折々のファンズワース邸をご覧あれ^^

真っ白な鉄骨躯体と、紅葉がマッチしていて美しいですね。ちょうどいま頃がこんな感じになっているんですかね~?

外壁がガラスなので向こう側も透けて見えて、自然に溶け込んでる感じもいいなと思います^^

 

これが冬になると。。。

ザ・白銀の世界!

 

そして春を通り越してw 夏。

家の中から見た景色は、まさに借景の考えですね!

これまた、白と新緑が美しい!!

 

いかがでしょう? これは本当にきれいな建築作品だとつくづく思うんです。

 

 

そして内装はとにかくシンプル。

バスルームとキッチン部分のみが木製の壁で覆われている以外は壁が一切ないので、内部空間を限定せずに自由に使えるようになっています。

 

最近ではミニマルライフなんて言葉もあって、極力ものを置かずにシンプルな空間でシンプルな暮らしをしようという考えなのだそうですが、このミースのファンズワース邸はそれの走りなのかもしれないですね。

まさに「Less is more」

建築作品として、やっぱり美しいと思います。

 

 

しかしですよw

後日談として、このファンズワース邸では、依頼主のファンズワース婦人とトラブルにあってしまったそうなんです。中が丸見えですから、「こんな家には住めない」との理由で建築費用が支払われずに訴訟に。

確かに、そんな気持ちもわかるような(^^;;

作品としての美しさと、その実用性は必ずしも一致しないということでしょうか?

 

ちなみに、そのことが影響してなのかわかりませんが、これ以降ミースは個人邸の建築を一切請け負っていないんですよね。

 

 

とはいえ、美しい作品であることには疑いの余地がないと思うのですが、こんなものも発見!

いやぁ、さすがLEGO!!これほしいなぁ^^
もし、お子さんがいらっしゃるのであれば是非。Amazonで買えます。

 

 

ところで、私たちが好んで使う写真のひとつにこんなものがあります↓↓↓

!?

みなさん、気がつきましたか!? フルハイトドアがあることに。

 

どこにあるかって?

ほら、写真の左側に弊社の特長でもあるスルーガラスのドアがあるんです^^

 

ドアが開いているからわかりやすかったでしょうか?

でも、一般的なドアにはドアと同じ色の枠がついているので、それが目印になったりしますが、それと比べてフルハイトドアには枠がないので、わかりにくかった人もいるかも。。。

 

”枠がないフルハイトドア”

”天井までの高さがある真っ白なフルハイトドア”

 

”必要以上に主張しない”

”フルハイトドアを使うと、枠がないからこそより広くて明るい『空間演出』ができるようになる”

 

 

これもきっと「Less is more」だと思うんです。

 

物をなくすわけにはいかないけれど、最低限の物で豊かさを手に入れる。

フルハイトドアにもそんな思想に通ずる部分がある!! のかもしれないですね^^

 

それではまた~

 

 

↓↓この記事を書いているのは

フルハイトドアのKAMIYA

 

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