横浜でちょっとディープで美味しく楽しめる街「野毛」
- 2019.09.15
- ✎ たのしい毎日 > 定期メルマガ ちょこはま
目次
みなさんこんにちは、横浜ショールームスタッフの紅谷です。
今回のちょこはまは、横浜で話題のちょっとディープで美味しい街「野毛」をご紹介します!
横浜ショールームのある横浜駅からJR線でお隣の「桜木町駅」が最寄駅になります。横浜駅周辺のお店は、新しく出来ては入れ替わりが激しく、横浜のディーブさは感じられません。ただ、この野毛エリアは横浜の古き良き時代を感じる場所なんですよ^^
それではまずちょっと、横浜「野毛」の歴史についてですが・・・
「野毛町」とは
JR根岸線、横浜市営地下鉄「桜木町」駅の南西、
京急線「日ノ出町」駅の北東、平戸桜木道路と大岡川に挟まれたエリアです。
個性的な飲食店を中心に、多種多様な店が軒を並べ、おなじみの大道芸イベントをはじめ、独自の文化が息づいています。
野毛の歴史(江戸時代の野毛は漁村!?)
江戸時代までは、このエリアは野毛浦と呼ばれ、一部は切り立つ崖でその下に白波が寄せる浜辺であり、家屋数100戸ほどの小さな漁村でした。
1859年に横浜が開港。その頃から、桜木町付近は埋め立てられ港として利用されはじめました。この頃に、野毛浦は「野毛町」という名称に変更になります。
やがて、1872年(明治5年)に日本最初の鉄道が開通します。
新橋-横浜に敷設された日本最初の鉄道の終着点は「横浜駅(桜木町駅)」
東京から海外に向かう人や新しい文化を求め、野毛に立ち寄っていった人も多かったことでしょう。こうして野毛は国際都市横浜の入り口にある下町として栄え始めました。
第二次世界大戦後、焼け野原となった横浜を米軍は占領しました。そんな中、占領を免れた野毛は闇市の町として栄えていきます。
出展:はまれぽ.com「野毛の街の歴史について教えて!(前編)
https://hamarepo.com/story.php?page_no=2&story_id=3029
タイトル:野毛のマーケット(提供:苅部書店 苅部正氏)
闇市とは
戦後は食料品など多くのものが統制下にあり、仕入れることも販売することも禁止されていたが、生きるために必死だった当時の人たちが監視の目をかいくぐって露店に商品をならべたのが闇市です。
その当時から「野毛に行けば、何でも揃う」と人々に親しまれ、そこからカストリ横丁、くじら横丁、クスブリ横丁などの飲みや街も広がり、今では全国から人が集まるお買い物や、お酒好きな大人のテーマパークとして賑わっています。
それでは、まず昼間でも味わえるディープな野毛から
横浜で古くからの伝統を受け継ぐディープな芸能とは?
横浜にぎわい座
(かつて寄席や芝居小屋が立ち並び華やいでいた横浜の伝統を受け継ぐ場所)
「落語とか聞きに行きたいけど、都心まで行くのはちょっと億劫だな・・・」と思っていたら、横浜にも演芸場があると聞いたので、さっそく行って来ました!
JRもしくは横浜市営地下鉄の桜木町駅から3分くらい歩くと、いきなりビルの1階に「横浜にぎわい座」ののぼりが!
8月の暑い日でしたが、浴衣で来ているお客さんもちらほらいました。もちろん、普段着で問題なしです。
もぎりを通ってロビーに入ると、小さな売店があり、会場内でも飲食可能とのこと。お菓子やジュース以外に、お弁当やお酒も売っていました!
各席には、小さな折りたたみテーブルも付いているので便利♪
この日は、最初に若い女性の噺家さんが一席、ベテランの古今亭志ん輔さんが一席。その後、10分休憩があり、浪曲が入って、最後にまた古今亭志ん輔さんが一席、という次第でした。
(→この日の公演案内)
古今亭志ん輔さんの落語は、さすがベテランという感じで、二席とも聞き入ってしまいました。1人で何人も演じ分けて(お爺さん、おかみさん、子供などなど)、聞いている側は可哀そうなお爺さんに同情したり、けなげな子供を応援したり、馬鹿な旦那さんに笑わされたり、最後のオチ?にゾーッとしたり・・・でした!
浪曲は、今回初めて生で聞いたのですが、国本はる乃さんという若い女性の浪曲師さんの張りのある唄声とベテランの曲師さんの三味線との掛け合いが面白かったです。三味線がまるで感情を持っているように聞こえてくるから不思議です~。
演目は毎日変わりますので、漫才やほかの芸能の日などは、家族で行っても楽しめると思います♪
料金も演目ごとに変わりますので、詳しくは、にぎわい座のHPでご確認ください。
人気の演目だと前売り券が売り切れることもあるようです。
→にぎわい座ホームページ
【施設基本情報】
住所
神奈川県横浜市中区野毛町3丁目110−1 カスタリア桜木町
問合せ:045-231-2525
交通手段
JR線・市営地下鉄線「桜木町」駅下車、徒歩3分
JR京浜東北・根岸線の場合:南改札を出て右(西口方面へ)
横浜市営地下鉄ブルーラインの場合:改札を出て左へ
野毛ちかみち(地下道)を通り、「南1番」出口から地上へ出て直進80m
京浜急行線「日ノ出町」駅下車、徒歩7分
横浜市営バス、江ノ電バス「野毛大通り」下車
※ 観覧者用の駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。
続いておまちかね!?夜の野毛を紹介(^^
「夜」野毛のディープなスポット!
野毛焼きそばセンターまるき 野毛本店
こちらは、『焼きそばセンターまるき』の本店です。お店は桜木町駅から歩いて約10分ほどのところにあります。
横浜駅東口にあるアソビルの中にも支店があるんですよ~
いざ入店~
この日は金曜日の20時頃。店内は半分ほど席が埋まっている状態でした。
奥の座席に通され、早速カンパーイ!
一杯目のお酒は「コダマサワー」、「野毛サイダーサワー」、「野毛サイダー」です。
「コダマサワー」はなんとクエン酸入り!!
一品目は、本日おすすめの「クリームチーズの味噌漬け」です!
クリームチーズの酸味とお味噌の塩辛さがマッチしてつまみにぴったりの一品^^
おうちでも作れそう~
2品目は「スペシャル」!目玉焼き、豚バラ、かいわれ、きざみのりが入ったまるきのオススメ焼きそばです。
こちらの焼きそばは、太麺に絡んだソースが絶妙で、卵を絡めたり、ポイントとなる海苔と一緒に食べるとまたおいしさが増します!青海苔とは違ったやきそばの味を楽しめますよ!
なんとこちらで使われている海苔は、あの出川哲郎さんの実家でつくられている海苔なんです♪
実は横浜ショールーム店長の浅井は大の焼きそば好きなんです(^^)
店長曰く「この海苔がやきそばの味を引き立ててる」って話していました。
焼きそば好きの店長も大満足の一品でした!
トッピングが豊富にあるので、自分好みの焼きそばにアレンジも出来ますよ♪
【店舗基本情報】
住所
神奈川県横浜市中区宮川町2-29-1
予約・問合せ / 050-5592-7131
交通手段
JR桜木町駅から徒歩5分/京急線日ノ出町駅から徒歩5分
日ノ出町駅から301m
営業時間
[平日]17:00~25:00(L.O24:00)
[土・日・祝]12:00~25:00(L.O24:00)
定休日なし
隠れ家 焼肉DINING BULLS(ブルズ) 野毛・桜木町
2店舗目は焼肉屋「BULLS(ブルズ)」さんです!
狭く急な階段を上ってお店のある2階へ(^^;
かと思いきや、
2階はカウンター、3階はテーブルがあるので、私たちは3階に通していただきました~
店内に入るとそこは野毛のイメージとは違うおしゃれな空間が広がります。席は、カウンター、ソファー、個室の種類があり、今回はゆったり過ごせる個室に案内してもらいました!
こちらでの1品目は、この日のおすすめ3種が出てくる「BULLS 3種盛り」です
この日は「上カルビ」「シンシン」「肩心」の3種!
タレが3種類と塩が2種類あるので、どれで食べるか迷っちゃいますよね~
二品目はお目当ての「肉寿司」!
お肉が輝いていますよね!見た目からして美味しそう・・・
いざ口の中に入れた途端、とろけました~。お肉がとてもやわらかくて食べた瞬間感動~おいしいいい!
お次は「う肉キャビア」♪
うにとお肉なんて最高の組み合わせだと思いませんか(#^.^#)
こちらもお肉がとてもやわらかかった~~
うにの香りが口いっぱいに広がって、うに好きにはたまらない一品です♪
【店舗基本情報】
住所
神奈川県横浜市中区野毛町1-24-5
予約・問合せ / 050-5592-7131
交通手段
桜木町駅から204m
営業時間
[月~土] 17:00~24:00(L.O.23:00) [日] 17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日なし
横濱くじら(通称くじらや)
「くじら(鯨)」
”くじら(鯨)”で思い出されることと言えば昭和生まれの方は、「そうそう子供の頃よく給食で食べていたよ~」と懐かしい声が・・・
また若い世代の方は「くじら」なんてまったく食べたことがないな~と思われる方も多くいらっしゃるかと思います。
1900年代後半からの世界的なくじら(鯨)の捕獲制限で、日本の食卓から徐々に消えていった幻?のくじら(鯨)ですが、野毛では今でもくじら専門店が日本の食文化を守って営業しています。
そんな中で今回伺ったくじら専門店は「横濱くじら(通称:くじらや)」さんです
こちらの横濱くじら(くじらや)さんは、野毛で鯨専門店として60年以上の歴史を持ち、横浜でくじら(鯨)料理が食べられる専門店としては珍しい様々な部位のくじら(鯨)肉を取り揃えています。
22時ごろ行きましたが、席は私たちで丁度満席。店内はカウンターのみで、常連さんのサラリーマンが多い様子でした。
初めての私たちは席に着いた途端何を頼んでいいのかメニュー表探しで店内をキョロキョロ(^^;
見つけたメニューには日頃、目にしない名前が並んでいて右往左往(笑)
お店の方に初めての人でも食べやすいものをとお願いしたところ、ユッケ(¥1,000)が出てきました。
初めて口にする”くじら(鯨)肉”ユッケの上に載っている卵の黄身を溶かしながら半信半疑で口に入れてみます。少し口の中にまったりとする感じです。
くじら(鯨)の独特の香りも少しありましたが、漬け込んであるタレとくじらの油が絶妙な分量でミックスされ、いかにもお酒に合いそうです。
わたしたちの横に座られたお客さんは、このユッケをご飯に乗せて勢いよく大盛ご飯をかきこまれていました。
実はくじらの肉はとってもヘルシー!
くじら(鯨)は高たんぱくで脂質の含有量が少なくカロリーも牛ヒレ肉の約半分で、とっても健康的な食材なんですよ~
次はふっくら香ばしいくじら(鯨)の竜田揚げ。
続いては定番のくじら(鯨)の竜田揚げ(¥1,000)です。
揚げたて熱々の竜田揚げは中身がふっくらとしてなんとも香ばしい味わいです。
味は優しい薄味になっていますので、レモンを振りかけ少々お塩を付けて食べるともうサイコー!生ビールにピッタリです。
こぶりに揚げられた竜田揚げに、もう箸が止まりません(^^
この頃からすっかりくじら(鯨)肉に慣れてきた私たちは、食べるスピードも増して矢継ぎ早に次のメニューを注文します。
続いてはくじら(鯨)のベーコン(¥1,200)
↓ご覧くださいこの色鮮やかなベーコン色を(^^
こちらは子供のころ遠い記憶の中で食べたことのある浅井店長曰く・・・「う~ん懐かしい味!だわ」
「でもここのくじら(鯨)ベーコンは薄い塩味でくじら(鯨)の美味しさが際立ってる」とのこと。
くじら(鯨)ベーコンは、軽くてちょとコリコリした食感が心地よい、どなたでも食べやすいメニューです。
この頃にはすっかりくじら(鯨)の味に魅了され始めてきたわたしたちは、ついに横濱くじら(くじらや)名物を注文!
こちらは名物の「珍宝(7種盛合せ)」(¥3,500)です。
くじら(鯨)の部位を余すところなく味わえるこのメニューは、どれも初めて口にするものばかり。
部位ひとつずつ、お店の方が食べ方を教えてくれるのでとっても安心です。
大皿に盛合されたそれぞれの部位は、それほど癖もなく食感も違うので味に飽きることなく食べれると思いますよ(^^
昔と違い現在は、輸送や冷凍技術が進んでいる事もあり、くじら(鯨)の風味は残したまま、美味しく召し上がれるようになったんだそうです。
日本の伝統的な食文化「くじら(鯨)肉」を、みなさんも是非味わってみてください。
【店舗基本情報】
住所
神奈川県横浜市中区宮川町2-29
予約・問合せ / 045-253-3760
交通手段
京急「日ノ出町駅」より徒歩7分
JR「桜木町駅」より徒歩7分
日ノ出町駅から287m
営業時間
[月~金]17:00~23:00(LO 22:00)
定休日 / 土曜日・日曜日・祝日
まとめ
野毛は、とても一日では回り切れないほど魅力的なお店が目白押しです。
今回紹介したお店以外にも、立ち寄りたいお店がたくさんありましたので簡単にご紹介だけしておきます。
焼き鳥末広
たくさんある野毛の焼き鳥店の中でも大人気のお店。
行列必死の覚悟で訪れてください。
住所:神奈川県横浜市中区野毛町2−76
予約・問合せ:045-242-5753
tacobe BAR(たこやきバル)
看板メニューのたこやきはソースの種類も豊富。
たこ焼きとワインの組み合わせは絶妙!
住所:神奈川県横浜市中区野毛町2丁目77
予約・問合せ:045-261-7931
Le Temps Perdu
ル・タン・ペルデュ
横浜最古のベルギー専門店
常時50種類前後のビールと毎日行われる生ライブが魅力
住所:神奈川県横浜市中区野毛町2丁目78−10
予約・問合せ:045-242-9777
季節料理 小半(こなから)
創業50年を超える野毛の老舗の居酒屋
お刺身が安くて旨いお店。くじら(鯨)料理も提供しています。
神奈川県横浜市中区花咲町1丁目30
予約・問合せ:045-231-9137
今回紹介した店舗のマップ
”近日中に第二弾でさらにディープな「野毛」を調査します。乞うご期待ください(^^”